イベント
活動報告
【4/5開催】「今宿の四季を楽しむ➀~春の植物~」活動報告
2024-04-05
たおやかな花曇りの中4月5日にイベント「今宿の四季を楽しむ~春の植物~」を開催しました。
講師の豊島先生はスタート時「ソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオシマザクラの3つを覚えて帰ってください」と参加者の皆さんにお話ししていたのですが、満開の桜を前に多くの情報を話されました。
例えば「十月桜」は今の時期だけでなく10月にも咲く桜のこと。桜が開花するのは立春から日中最高温度の積算温度が300℃~360℃になった頃。福岡では早ければ3月23日から5日目で咲く。「開花」とは3~5輪咲いた段階。「満開」は8分咲きのことをさす。「さ・く・ら」は本来「座」と「藏」に分けられ「座」とは(神様が)座る場所、「藏」とは大事な場所、という由来があり、個人的には「さくら」という言葉は大事にしたいですね。
などを話されていました。
その後センター内を移動し、それぞれの桜の木の下で解説されました。
・ソメイヨシノには花に微毛があるのが特徴。
・実がなる桜は西洋実桜とシナ実桜、サクランボは西洋実桜。
・桜餅に使う桜の葉は九州ではカンザン(八重桜の一種)、関東ではオオシマザクラ。
・葉の裏が遠めに見て白っぽく見えればヤマザクラ。
・カワヅザクラは寒緋桜とオオシマザクラもしくはヤマザクラとの雑種。
・ヤエベニシダレはエドヒガンザクラの枝垂れ系であり別名センダイザクラ。
・タイハクザクラはシナ実桜とコヒガンの雑種。
・桜の木の近くに車を停めると木が傷みやすく枯れてしまう。
・枯れた桜の木の後に桜を植えてもまた枯れてしまう。
などなど。
解説はサクラだけにとどまらず、
・リキュウバイ(利休梅)とアメリカサイフリボクはバラ科。
・トサミズキはよく見かけるものの絶滅危惧種と言われている。
・飛梅の色は赤?白? 答えは白
・梅は温度ではなく日照時間で反応する。
・梅の開花が遅ければ虫が飛び交い受粉するから実がなりやすい。
・逆に梅の開花が早ければ虫がいないので受粉できず。実がならない。
などなど。
豊島先生のユーモアあるお話を聞いていろんな情報を取得して皆さん満足されて帰られました。
参加者の皆さん、豊島先生ありがとうございました。